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「Gauntlet of Fools (ガントレット オブ フールズ)」ってこんなにオモシロかった


かなり前にAmazon.comで購入していた「Gauntlet of Fools」をやってみたら。かなり面白かったメモ。

「ダンジョン オブ マンダム」をプレイしてみて新鮮だったので、それの元となったのではないかと情報のあった「Gauntlet of Fools」をAmozon.comで購入してみた。
ただ英語版ということでずーっと放置状態で忘れかけてたのだが、ふと思い立ってルールを訳しながらプレイしてみることにした。

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雰囲気的には剣と魔法の世界のRPG的、絵はアメリカンテイストな感じでカードを見てるだけでも個人的には盛り上がってくる。
ゲームの目的も分かりやすく、全プレイヤーが倒された時点でゴールドを一番多く持ってるプレイヤーが勝利となるというもの。
倒された順番に関係なく勝利する可能性がある。

で、早速プレイ。
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まず自分の使用するクラスを決める自慢フェーズと呼ばれるフェーズから。
最初にクラスと武器をペアにしたカードをプレイヤーの人数分ならべる。
この中から最初のプレイヤーから順番に自分が使用したいクラスを選んでいくのだが、実がここがこのゲームの肝になっている部分で、既に他人が選んだクラスも選択することができる。
ただし他人から奪う際には自分にとってペナルティーとなるような自慢トークンを追加しないといけない。
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このせいで選択フェーズではなく自慢フェーズというフェーズ名になっている。
これは、「俺は目隠ししながらでも戦えるぜ」、「いやいや俺はさらに片手を縛った状態でも戦えるぜ」、「俺はそれにジャグリングもしながらでも」。。。みたいな感じ。
強いクラスも自慢トークンによって弱くなるのでどこで妥協するかの勝負。

結局今回は目隠しと酔っ払いの自慢トークンを2枚つけた状態でProspectorとSpikedShieldの組み合わせに決定。
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自分のクラスが決まったら次はガントレットフェーズと呼ばれる戦闘のフェーズに移る。
ここからはエンカウンターカードをめくって主にモンスターと戦っていく事になる。
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モンスターに対しての戦いはそれぞれのプレイヤーが協力して倒すのではなく、別々のダンジョンで同じモンスターと戦っているイメージでプレイヤー毎に武器カードに書かれている数のサイコロを振って行う。
クラス特有の効果や武器の特殊効果を使うことができるがこれらも他のプレイヤーには影響しない。
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各プレイヤーが戦い終わると次々にエンカウンターカードをめくって戦闘していく。
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戦闘ステップ、防御ステップで進んでいきモンスターを倒した時でもキッチリダメージは受ける。
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何回かやられて負傷しながらもまだ生存中。
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なかなか手強い。
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4回負傷させられるまでなのでまだいけるが、サイコロ数が少なくて倒せない上に目隠ししてるのでゴールドが増えない。。。
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ついに力尽きた。。。
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結局、サイコロの少なさと自慢トークンからゴールドも増えず、7ゴールドという微妙な結果で負け。

このゲームの仕様としては2人から6人用となっているのだが、このクラスカードの種類だけでも20種類あって、それぞれの特徴も結構バラバラなのとプレイ時間も20分ほどで、今後は違うクラスでプレイしてみようと思わせる。
またクラスにペアとなる武器もランダムで毎回変わるためクラス20種×武器20種の400通りのパターンとなって、特定のクラスだけが強いとか特定の武器があれば勝てるというようなことも少ないのではないかと思われる。
この一見無駄に多いように思われるカードの枚数も需要な要素と思わさせられる。

一見おバカゲームのようにも見えるが、上記のようなランダム要素を含む自慢フェーズ部分だけでなくモンスターの多さ、モンスターの特性の多彩さ、サイコロの数、カードの絵なども含めての面白さを感じた。

ガントレットフェーズの戦闘部分にもう少し面白さを入れるか、あえて戦闘は簡単に進めるようにするのかが難しいところではあるが、プレイ時間等諸々考えてこれは成功例だと思う。

内容的に好みは分かれるジャンルではあるが個人的にはかなりおすすめ。メモ